2014年11月30日(日)熊野古道伊勢路ツヅラト峠を歩く
伊勢自動車道ー紀勢自動車道と車を走らせ紀伊長島ICを降りて紀伊長島駅へ。高速が延びてめちゃくちゃ便利になりました。あっという間に着いちゃいます。
向かって右手前にロータリーがあって、そこに無料駐車場がありました。
早く着きすぎて電車待ち。
駅の右手に観光案内地図があり、近辺の名所などが案内されています。
切符を買い(スイカは使えません)9:46発の多気行きに乗車。
ローカル線で日曜ということもあり、車内はガラガラ。乗った車両は貸切状態。山間を縫ってトンネルの連続。深い山の景色を眺めながら旅行気分が満喫できたりします。
9:58梅ヶ谷駅到着。
無人駅で、車掌さんに切符を渡して駅を出ます。
駅を降りた後、階段を降り、線路の高架をくぐると公園が。
公園横にも駐車場があり、他府県Noの車が何台か停めてありました。ここに車を停めてという手もありですね。
公園を抜けてしばらくは舗装路を歩きます。
曲がり角にはちゃんと案内板が。ここを曲がると未舗装路です。川沿いで少しずつ雰囲気が出てきます。
しばらくは川沿いの森の中の平坦な道が続きます。雰囲気はとても良いですね。
途中、一旦、舗装路に出た後、また未舗装路に。
登り口に到着。何年か前に熊の目撃情報があったらしく、注意の看板も。クマ鈴つけないとね。
距離は短いけど、結構急な坂に。ぐぐぐっと高度を稼ぎ峠を目指す。峠に向けて坂がどんどん急になる感じだけど、距離はとっても短いので楽勝!無理せず休み休み行きましょう。
峠に到着。駅からここまで約5km。梅ヶ谷駅が高度200mぐらいで、峠が高度370mなので、170mの登り。楽勝です。
峠には東屋があり、2人のオジサン(山登りが好きそうな姿でした)に遭遇。ご挨拶をして景色を眺めます。
峠からは紀伊長島の町とそれに続く太平洋が。とても綺麗です。
峠を越えて紀伊長島側に下ります。こちら側は急な下り坂が続き、まさしく九十九折の坂道。約1Kmの距離で370mの高度を一挙に下り降ります。紀伊長島から登る逆のルートは厳しそうですね。峠で出会ったオジサンたちはこちら側から登ってきたようでした。健脚だなぁ。
いままで気付かなかった(笑)が道の途中にはこんな道標が整備されています。
途中石積みの道がありました。かなり古い石積みのようです。
山の神も祭ってありました。石だけどなんとなく人の形に見えなくもないですね。
道の途中になにやら変な石積みが。昔の人がここで休憩でもしたのかしら?キャンプファイヤー?なんだろなんだろ?と思いを巡らせます。
いよいよ石畳の道に。つづら折りだぁ。結構長い距離がつづきます。
振り返って写真を撮る。形がまばらな石が敷き詰めてあるのだが、うまく組み合わせてあり、すばらしい出来栄え。千年もこの道があるのかと思うととても感慨深いですね。
伊勢詣、熊野詣にと行く人々が、千年もの間この石畳を踏みしめたんだなぁと。。。
紀伊長島側の登り口に到着。解説の看板が。
登り口を過ぎると紅葉の綺麗な林道が続く。1kmぐらいかな。
途中、ツヅラト峠花ひろばなるところで休憩。トレッキングには欠かせないカップヌードルリフィルでエネルギー補給(笑)。食後のコーヒーを飲んでいたら、地元のオジサンが来て、1cmぐらいのワラジのアクセサリーをお土産にとくれました。ツヅラト峠を訪れた方々の記念にと地元の方が編んだものだそうです。勝手に持って行っていいそうですが、気づいてくれる人が少ないらしいので、わざわざ持ってきてくれました。感謝!
民家が見えるところまででて、舗装路を歩きます。舗装路に入っても角々にはこういった案内が埋め込まれていて迷わないですね。
舗装路を3kmぐらい歩いて、紀伊長島駅へ戻ります。
ローカル線での旅気分、紅葉、林の中の道、短い急坂、太平洋の眺めの良い峠、つづら折りの下り坂、千年もの歴史のある石畳と、結構楽しめるコースでした。
梅ヶ谷駅から峠まで約5km、高度170mの登り
峠から紀伊長島駅まで約5km、高度370mの下り
約10Km、途中1時間ぐらいの休憩をはさみ、森や花、川、鳥、紅葉などを眺め超のんびりあるいて、5時間強の道程。休憩無視すると実質3時間半ぐらいでしょうかね。
なかなか楽しめるトレッキングコースでした。
熊野古道なかなか良いので、他のコースも挑戦しようっと。